子どもの頃の次元移行 ~私自身の思春期に起きた”大破壊”の出来事は死のプロセス…再誕生のプロセスだった~

卒業シーズン、春からの新しいスタートの前の季節。 

【次元移行】という視点で振り返ってみたくなった私自身の思春期に起きた“大破壊”の出来事があります。


◇私の思春期に起きた“大破壊”の出来事◇

 今から13年前。
高校一年の終わりごろから高校二年のはじめにかけての時期、私はバレエのコンクールに一番踊りたかったヴァリエーションを選び練習に打ち込んでいた。

学業との両立は中学の時以上に大変だったが、楽しみながらバレエと勉強に打ち込むことができていた。その当時の夢は、宝塚に入ること、医者になることの2本立てだった。

 バレエは私にとって生きがいだった。

辛い孤独な中学時代も、バレエがあったからこそ、ただただ自分の目標のために日々頑張ることができた。高校に入ってからもそうだった。

でも、長年身体を酷使してきていたのと、急速な身体の成長期が重なり、大きな怪我に見舞われてドクターストップがかかった。結果として、コンクール断念だけでなく、バレエ自体をやめることになった。 


生きがいであるバレエをやめるということは、私自身の決断ではあった。
周りはむしろ『やめるなんてもったいない』と止めようともしていた。


それでも、身体もボロボロで、ドクターストップを突き付けられた状態でそれ以上続ける気力は私にはなかった。似たような挫折をその2年前にも経験してその時は乗り越えてバレエ復帰もコンクール出場も最高の結果を残すこともできたけど、その頃のような気力が残っていなかった。


 ◇新しく歩き始めた私に起きたのは過酷などん底のスタート◇

バレエを辞め、宝塚入団の夢も諦め、学業と医者になる夢1本に絞り、新たに歩き始めた私だが、その後の方が過酷だった。
 

次々と身体の不調が出始めたのだ。
それまでバレエによって保たれていたものが崩れ落ちていくかのようだった。

 主に怪我をしていた部分は腰の部分だったが、足首などにも痛みが出始めた。腰に痛みがあっても歩くことはできていたのに、そのうち歩くことができなくなって、松葉杖を使用したり、学校では車いすを使用させてもらっていた。 

元々頭痛持ちであったのも頻度が多くなり、持続時間も長くなって、より苦痛になった。低血圧でもあったので、朝起きることや、午前中起きていることが本当にしんどくてたまらなかった。
 

歩くことができなくなってしまう状態になってしまったので、大学病院などで精密検査を受けることもあったので高校に通えない時も多くなった。


だけど、それ以外でも、身体がしんどくてたまらなかったのと、何もしたくなく、よくわからない孤独感に襲われていて自分でもどうすることもできず、高校に行きたくないということも多々あった。 


それは、人間関係での悩みが尽きなかったのも大きく関連していたとも振り返られる。
高校一年の終わりにかけ、信頼できる友人も作ることができたけど、逆に信頼が崩れるような出来事もあったので、人を信じる…ということが思春期の自分なりに難しいと感じていた。身体の状態が深刻であったのに、なかなか高校の体育の先生などに理解してもらえずどぎつい言葉を投げかけられものすごく傷ついたこともあった。
 

バレエを続けていた時はバレエが支えになって自分を信じることができていたのもあったが、バレエをやめたことで自己信頼も崩れて、自分も他者も信じることが難しい状態になっていたのは否めない。


 身体の不調だけでなく精神的にもすり減って枯渇しているような状態だった。 


出席日数はぎりぎり状態にもなった。医学部を目指す自分にとっては大変不利な状況だったけど、自分でもどうしようもできず、誰になんと言われたところで何とかできるような状態ではなかった。


 そんな日々が2ヶ月ほど続いていたと思う(確か)る
最終的には、部分的な記憶喪失になった。 


 ◇あの時の“大破壊”は次元移行だった◇

今の自分がその時を振り返ると、その時私は大きな【次元移行】をしていたんだなぁと思う。

渦中は本当にしんどくてわけわからなかったし、その当時吐き出すために書いていた日記には『何を信じたらいい?』『何もしたくない』『消えたい』の言葉が何度も書かれていた。

元々活発で何事にも好奇心旺盛に打ち込んでいくような、夢もたくさんで生きることを楽しんでいたような子がそんなことを書くってよっぽどな状態だったと思う。
 

だけど、そんな自分の本音を家族や友人に言えなかった。自分でもわけわからないから言葉にすることもできなかった。そのまま伝えたらもっと周りの人を混乱させてしまったり、悲しませるのではないかと自分の中に閉じ込めたのもある。 


◇この次元移行のときのホロスコープは?(おまけ)◇

 この当時自分のホロスコープどうだったのだろう?と思い調べてみた。 


 プログレスの月が水瓶座。

 バレエを辞める出来事の頃、そのプログレスの月はちょうど8ハウスから9ハウスにハウスの移動がある時、どん底の渦中にある頃は9ハウスの初めころだった。
 

その頃、成熟していない状態の水瓶座のプログレスの月だっただろうから、それまで構築してきたものをぶっ壊して、また一生懸命新しく枠作ってみて一人でぶっ壊して思考停止していたり…周りの人には理解しにくいところがあったかな。自分自身もそれが新しい船を作っていることなんて分かっていないものだから自分自身の行動が意味不明だった。 

(今の水瓶座の概念と少し違う部分もあると思うけど。私自身水瓶座を感じたり理解を深め始めたのは最近のことです笑)  


8ハウスは自分が深くかかわりを持つもの、人、環境とかを通して自分が得ているものや力を発揮しているものと向き合うなどの経験をしたり、それがテーマになるハウスでもあるから…まさにそうだった。生きがいとしてのバレエ。2ハウス8ハウスって“信頼”ってテーマのゾーンでもあるから出来事ともつながるものがある。
 

9ハウスは精神性を深く学ぶテーマもある。自分は何を大切にしていく?何者?なんて哲学的な部分とも関連あるから…スピリチュアル的な観点にも通ずる部分。本当に精神性を訓練させられていたように振り返られる。


 生きがいであるバレエをやめたことにしても、その後のわけわからない状態、心身ともに不調の嵐であったこと、部分的な記憶喪失含め、星の流れとも関連しているなぁって思う。
 

だからといって

星のせいにするわけではない。
この時の経験自体が今の私にとっては財産となっていて今の自分につながるものでもあるから、その当時はわからなかったけど、この部分を経験したんだなぁと振り返りながら更に受け取るものがあった。


 ◇もし当時の自分のそばに“今”の自分がいたら…◇ 

そんなことは無理な話だけど、当時の自分のそばに“今”の自分がいたとしたら、こんな言葉をかけてあげたい。

 

『とにかく何もしなくても何もできなくてもいいから、今はゆっくり休んでいいよ。たくさん寝ていいよ。無理しないでいい。
何かやりたいことができたらやってもいいけど、何もしなくてもいいよ。
とりあえず息吸って吐いて生きて。
美味しいご飯食べて寝て。
笑える時に笑って。
この先のことも沸き起こるまで考えなくていいよ。
ただ親身になってくれている家族のことは信じて甘えてみてね。』

 ・・・と。 


 『わけわからない状態で混乱もしているだろうし、この先のこと不安に思うかもしれないけど、心配しなくてもなんとかなるから大丈夫だよ。』
 

『何を信じていいのか分からなくなっていると思うけど、とりあえずすぐじゃなくても自分自身が自分の人生なんとかしていくことになるから、自分のこと信じていたら間違いないよ』 


『家族にこれ以上心配かけたくないって思うかもしれないけど、こんなときくらい甘えていいんだよ。思う存分甘えたらちゃんと自分の足で歩いていこうと自立していけるから』 

 だから今、これからは伝えたい。 


今、過去の私と同じ状態の子供たちに。 

ゆっくり休んでいいよ
・・・と。 

心配しなくてもあなたの人生はこれからだ
・・・と。 


そんな子供達を見守っているママたちパパたちにも伝えたい。 

お子様たち大丈夫だから信じて見守ってあげてください
・・・と。 

できればたくさん甘えさせてあげてください
・・・と。

◇あとがき◇

この頃のお話は、以前もシェアしたことがあったし、プロフィールにも少し入れてありますが、今回改めて【次元移行】とおまけで【星読み】の視点で書いてみました。


 身体に痛みが出て踊れなくなってしまった日を命日と言っていたほど、この“大破壊”の出来事を“死”と捉えていましたが…“死のプロセス”だからこそ“再誕生のプロセス”だったのですよね。まさに【次元移行】でした。


次元移行】の時はそれまでの次元との切り離しがあるからこそ、“大破壊”が起きたり、とことん“休む”出来事が起きたりします。(…というか動けなくなったりする)
私の13年前の【次元移行】の時にはどちらも起きていましたね。  


その当時の私は「こんなに休んでいいのだろうか?」と休むことへの罪悪感を抱えて葛藤した状態で休んでいました。だから後々残骸や傷を抱えたまま進んだところはありましたね…笑 

 幸い母も父も周りの家族も、強制的に学校に行かせようとしたりはしなかったので、大変助かりました。相当心配はしていましたが、あらゆるサポートをしてくれていました。だから、本当に感謝しています。 


私の中にあったその残骸や傷は、本当の自分を生きる道にシフトした後から今までの間に癒され受容されていきました。今は、経験自体が私の財産や力になっています。その時がなければ今の私はいません。 



渦中にいる時は本当にしんどくてたまらなかったし孤独で仕方なかったし何もしたくなくて何もできなかった…渦中にいるときってそうですよね。 


 でも、明けない夜はないです。 

今この出来事を改めて振り返ってみたくなったのは、私自身5月に出産を控え、本格的に“母”としての第一歩を歩み始める前だからだと思います。(今もお腹にいるから既に“ママ”なんだけどね笑)

お腹にいるわが子はとっても活発で、胎動がものすごく激しくて愛おしくてたまらない限りなのですが…笑

どんな子かなぁ?なんて気になるものだから、わが子が生まれる頃の星を見てみたりしてお腹の中のわが子を感じて楽しみになったり、お腹の子とのコミュニケーションを取りながら感じて嬉しくなったりしています。
 

子育てをする中で親自身学ぶことがたくさんあるとよく聞きます。
既に妊娠がわかってからの期間学ばせてもらっていること、新しく感じることが私も主人も多く、楽しいです。

色んなことがあると思うけれど、子供の力を信じてできるサポートをしながら、後は本人が力を発揮しながら人生を楽しく幸せに歩んでいけるように見守っていけたらと思います😊

お子様のことでお悩みの方、不安を感じたりしている方や、お子様を信じているものの心の片隅で不安も感じているママさんパパさんや、渦中にいたり、その後一生懸命動き始めたお子様にも読んでいただければと思います。  


『きっと大丈夫だ』って少しでも気持ちが軽くなったり、参考にしていただけたら幸いです。